今回は、大きなパズルはありません。最後の場面で、太陽系をモチーフにした惑星パズルが登場しますが、この解説は次回にいたします。
2人がたこ焼きを食べた後に訪れたのが、街の本屋さんでした。パズル雑誌のコーナーではたくさんのパズル雑誌がありましたが、その中で、ルークが手に取ったのが「週刊パズルプリンス」です。これは、ギャモンが地堂刹というペンネームで寄稿している雑誌です。偶然開いたページはナンプレの問題で、ギャモンの作品ではなかったようでしたが、ギヴァーとしての血が騒いだのか、書き込みをして直してしまいました。
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見た目では、ルークの直しの方がきれいですが、解き心地はどちらの方がいいでしょうか。興味のある方は、解き比べてみてください。「作中のパズルに挑め!」では、ルークの直しに挑戦してみてください。
その後、カイトとルークが並んでベンチに腰掛け、向かいのビルの窓列をチェス盤に見立てたゲームに興じます。
ルーク「ポーンをgの5」
カイト「ナイトをdの4」
ルーク「クイーンをeの1。チェック」
カイト「やべえ。キング、gの2へ撤退」
ルーク「うふふ、だったら僕は――」
ちなみに、これは、1992年に行われた、2人の天才、ボビー・フィッシャー(Robert James Fischer)とボリス・スパスキー(Boris Spassky)の試合の棋譜の一部を引用させていただきました。
バーガーショップでは、スティックシュガーを48本も注文し、これを使って組木を作っています。これも実際に試作品を作りました。
スティックシュガー1本では安定しないので、4本を糊付けして組木の1本とし、これを12本用意しました。これが互いに支え合うように、組み上げて、この形にしたのですが、本来の木製なら、バランスよく組み上がるものが、中の砂糖が下に寄ってしまい、重心が下がって、全体にだらしなく下に下がった感じになってしまいました。実物を見て作画していただいた所為もあって、アニメではとてもリアルに描かれています(私としては、嘘でもバランスのいい形を望んだのですが…)。この組木に挑戦してみたいという方は、スティックシュガーよりも、短くした割箸などの硬いものを使ってみてください。
さあ、いよいよ最終回です。カイトとルーク、どちらかが死ななければ終わらないパズルに解決策はあるのでしょうか。次回をお楽しみに。
(文責:郷内邦義)
第24話に登場したパズルに挑戦!
アナタはこのパズルが解けるか!?
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