今回は、パズル・クイーンとして人気のアイドル・姫川エレナが登場した、記念すべき回でした。子役としてデビューし、芸歴10年、今はアイドルとして歌やドラマに大活躍。特に、カイトが惚れたのは、パズルの腕は超一流という点です。そんな彼女が主催するTV番組「パズル・キングダム」から始まります。まあ、この番組の冒頭、セットを見ても、高飛車女王様キャラがふんだんに表れていて、度肝を抜かれますが…。この番組では、3カラープレース(三色プレース)が何問か出題されて、それを連続で解き、最後の問題(たぶん5問目くらい)をクリアすれば賞金1000万円という仕組みになっています。これまで、最後の問題まで到達したプレーヤーはいなかったようですが(カイトが解いたのがその問題らしい)。
では、簡単にルールを説明しましょう。6×6の盤上に、赤・青・黄のフィギュアが、タテ、ヨコ各列に1つずつ、合計3色×6体=18体が置かれています。1つの列の中に同じ色は重複しません。並べ方は、おなじみのナンプレに似ています。外側の矢印には、そこから見て最初に見える色が、矢印の位置に表示されます。これらをヒントに、盤上のフィギュアの配置を推理します。ただし、黒丸はフィギュアの位置を遮る邪魔者の黒フィギュアとして使われます。(図1)
3カラープレースの攻略は、まず6×6の外周である4つのラインから始めるのがポイントです。3色どれも入らない箇所には、×印を入れると分かりやすいでしょう。ただし、番組中では、この×印を明記できず、武田、カイト共に頭の中だけでしなければならないので、実際に解くのはかなり難しいです。武田とはいえ、もしボード上に×印を書き込むことができたら、もう少しがんばれたかも知れませんね。
挑戦してみたい方は、「作中のパズルに挑め」で、武田版とカイト版を用意しましたので、やってみてください。解き方については、こちらをごらんください。
[ 武田の問題の解き方 ]
[ カイトの問題の解き方 ]
それにしても、賞金の1000万円を取り忘れるとは、金には目のないギャモンとしたことが、本当に残念でした。TV局の玄関前で、“オレの1000万円”と叫んでいましたが、正確にはカイトの1000万円ですけどね。
この3カラープレースは、簡単に工作できるので、ボール紙や画用紙、本格派には木工で、フィギュアは粘土などで、ぜひ作ってやってみてください。友達同士で、問題を出し合っても楽しいですよ。
(文責:郷内邦義)
第10話に登場したパズルに挑戦!
アナタはこのパズルが解けるか!?
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